我のトゲ

『我のトゲは 人を傷つけ 己も傷つける

我を通せども 思うように流れぬ

我は 己を暗き所に閉じ込め 光り感じぬ心となる

我などいらぬ 柔らかき心を持て』

【私なりの読み解き】

「我のトゲは 人を傷つけ 己も傷つける」

私達の意志の中に「我」というものが存在します

我は頑なな心で、柔軟性がありません

1つは自分の意志を押し通そうとする

1つは人を思い通りに操ろうとする

頑固やわがままさと同じと感じますが違います

頑固さには自分のこだわりがありそれに対して

譲れないというプライドです

わがままはイヤという主張で理解すれば

柔軟性を持ちます

厄介なのは「我」です

我を張り、我を通せば通すほど

相手を傷つけ尊重することができません

それが回りまわって自分にも帰ってきます

しかし、それに気付かずトゲトゲしく

生きている人は多いようです

「我を通せども 思うように流れぬ」

我を通して事がうまく流れるのであればよいのですが

理想やイメージから遠のき人も遠のきます

こうしていることがそれを招いているとに気づけば

また、道は開けますが、気づけないのが人です

だから自己啓発の本を読んだり、

我を抑え込もうとします

それで、我に柔軟性を与えることができるのでしょうか

我は自分自身の本質の一つで

考え方、心の持ち方自体がそうなってしまっています

いくら良いことを入れ込んでも一時的なものになってしまい

また、投げやりになって悪循環です

自分の本質を知る事が大切で

本質を受け入れてこそ流れを変えることができます

また、ここでも良い悪いはなく、「我」が悪いことと

認識している思考の変容も必要です

高次元の方々はその私達を「素晴らしい」と

言ってくださいます。何の欠点もなく素晴らしいと

「我は 己を暗き所に閉じ込め 光り感じぬ心となる」

我を持ち続けると負のスパイラルに落ち込みます

ポジティブサイクルに切り替えるにも、難儀します

そこに視点を持ってくるのではなく、

自分の完成したイメージに視点を合わせます

つまり自己否定に陥るのではなくリセットしてスタートです

新しい感情が沸き起こり、色眼鏡で見ていた

人や世間が明るく輝いて見えてくるでしょう

いつも言う「心次第」です

我を通す癖がある、今度は相手に合わせてみよう

我を張る癖がある、今度は耳を傾けてみよう

この小さなことが大きな進化につながります

戻っても良いのです

また繰り返してしまっても良いのです

そうしようという前向きな行動があれば…

高次元の方はそれを喜んでくださいます

ちっちゃな変化も見逃すことなく、愛で包んでくれます

「我などいらぬ 柔らかき心を持て」

自分にとってどんなものでも必要ないものはありません

しかし、自分にとってプラスに流れないものは

手放すほうが良いでしょう

そして、柔軟な行動、柔軟な考え、柔軟な心

そう、柔らかい心を持ち、自分もそして周りの人も

笑顔でいられるそれが一番です

自分に柔らかい心が芽生えれば

周りの人にも芽生えます

そこには争いや恨み妬みなど存在しません

あるのはやはり感謝でしょう

私達にそう教えてくれています

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